【投資初心者向け】積立NISA・iDeCo・一般NISAの違いを解説【元メガバンカーとしておすすめを紹介】

今回はこういった疑問に答えていきます。
本日の内容
目次 : 今日のポイント
- 01 : NISAとiDeCoの違いとは?特徴を図解してみた
- 02 : NISAとiDeCo自分はどっち?目的別で解説
- 03 : NISAとiDeCoの併用がオススメな理由
- 04 : NISAとiDeCoの始め方をかんたんに解説
- 05 : NISAとiDeCoオススメの証券口座は?
記事の信頼性
記事を読んだ後の姿
01 : NISAとiDeCoの違いとは?特徴を図解してみた
ザックリ下図の通りになります。
積立NISA | 一般NISA | iDeCo | |
目的 | 自由 | 自由 | 老後の資金対策 |
対象者 | 日本に住む20歳以上の人 | 日本に住む20歳以上の人 | 日本に住む20歳~65歳未満の方 |
新規の投資期間 | 2018年~2042年 | 2014年~2023年 | 60歳まで |
運用期間 | 20年間 | 5年間 | 最大40年間 |
非課税の期間 | 投資開始から最長20年 | 投資開始から最長5年 | 70歳まで |
月:最低の投資金額 | 月100円~※証券会社で異なる | 月100円~※証券会社で異なる | 最低金額5,000円~ |
年:上限の投資金額 | 年間:40万円 | 年間:120万円 | 年間:81.6万円 ※加入内容による |
累計:上限の投資金額 | 年間:800万円 | 年間:600万円 | 年間:3,200万円 ※加入内容による |
資産の引き出し | いつでもOK | いつでもOK | 60歳~70歳の間 |
投資対象の商品 | 金融庁の基準を満たす投資信託・ETF | 国内外の上場株式・株式投資信託 | 定期預金・保険・投資信託 |
投資方法 | 積み立て | 一括買付or積み立て | 積み立て |
節税のメリット | 運用で得た利益が非課税 | 運用で得た利益が非課税 | 運用で得た利益が非課税 掛金は全額が所得控除 受取の際にも控除あり |
口座の併用 | 一般NISAとの併用はNG | 積立NISAとの併用はNG | NISAとの併用が可能 |
口座開設の手数料 | 無料 | 無料 | 必要 |
口座の管理手数料 | 無料 | 無料 | 必要 |
上記を踏まえて積立NISA、一般NISA、iDeCoのメリット・デメリットを解説しておきます。
積立NISAのメリット・デメリット
メリット
- 最長20年、年間40万円(MAX800万円)まで非課税で投資できる
- 金融庁選定の投資信託なので、質が高い商品
- いつでも現金に変えることができる
デメリット
- 20年後は課税口座に移すor売却して現金にする必要がある
- 対象商品が特定の投資信託のみ
- 元本保証がない
一般NISAのメリット・デメリット
メリット
- 最長5年、年間120万円(MAX600万円)まで非課税で投資できる
- 株式、投資信託が購入対象
- いつでも現金に変えることができる
デメリット
- 元本保証がない
- 損益通算、繰越控除が適用されない
iDeCoのメリット・デメリット
メリット
- 運用益 + 掛金も非課税対象で住民税、所得税が軽減
- 受取時に退職者控除、公的年金控除ができる
- 老後に向けた資金づくりができる
デメリット
- いわば「年金」なので、原則60歳以上まで現金にできない
- 元本保証がない(元本保証型もあります)
- 雇用条件によって拠出額が変わってくる
上記の通りで積立NISA、一般NISA、iDeCoの違いがわかりました。
NISAとiDeCo自分はどっち?目的別で解説
基本は積立NISAかiDeCoを使うことになると思うので、
それぞれで向いている方の傾向を解説します。
積立NISAが向いている人
結論としては下記の通りです。
- 銘柄選びに失敗しにくい
- いつでも現金にできる
- 手数料が無料
それぞれをザックリ深掘りします。
銘柄選びに失敗しにくい
いつでも現金にできる
手数料が無料
iDeCoが向いている人
結論としては下記の通りです。
- 60歳まで引き出せないようにしたい
- 積立NISAより多く税金の優遇を受けたい
それぞれをザックリ深掘りします。
60歳まで引き出せないようにしたい
積立NISAより多く税金の優遇を受けたい
例えば30歳、年収300万円の人が60歳まで毎月2万円ずつ積立した場合、合計約100万円も税金を減らすことができます。これはインパクトが大きすぎます。
「積立NISAとiDeCoどちらかを選びきれない!」っていう方もいるかもです。選びきれない場合は次章を参考にしてみてください。
NISAとiDeCoの併用がオススメな理由
結論としては下記になります。
NISAとiDeCoの併用がオススメな理由
- 理由01:NISA→老後前に使うお金を非課税で増やすことができる
- 理由02:iDeCo→老後後に使うお金を非課税で増やすことができる
上記の通りそれぞれ使い道を分けつつ、両方とも非課税でお金を増やすことができるので併用がおすすめです。
非課税でお金を増やすインパクトの大きさを簡単な算数で解説します。
通常の投資:利益に対して20.315%の税金がかかる
→約20万円が税金として徴収される。
積立NISA&iDeCoの投資:利益に対してかかる税金はない
→税金として徴収されるお金は0円です。
上記を踏まえて「非課税の威力」を実感できるはずです。だからこそ、非課税は使えるだけ使った方が良いです。
NISAとiDeCoの始め方をかんたんに解説
NISAやiDeCoを始める場合は金融機関で専用口座を開く必要があります。一般的には証券会社を利用します。
僕も使っているネット証券なら、オンライン完結で口座開設をすることができてラクです。
基本的には下記の流れでオンライン申し込みをすればスタートできます。
NISAとiDeCoオススメの証券口座は?
個人的には下記の3つです。
- 楽天証券 :楽天ポイントを貯めて買い物 or 投資をすることができる
- SBI証券 :ネット証券口座開設数No.1とユーザーから人気がある
- LINE証券 :馴染み深く、野村證券が運営管理期間だから安心できる
まとめ
まとめると「積立NISA、一般NISA、iDeCo」にはそれぞれ違いがありました。
- 共通点:それぞれ資産運用で得た利益は非課税となる
- 積立NISA、一般NISA:自由に現金化できて、ライフイベントに備えて資産運用する
- iDeCo:60歳まで現金化することができず、老後資金の確保に向けて資産運用する
ザックリ上記の通りですね。個人的には「積立NISA、iDeCo」の併用がオススメです。
その中で、おすすめの証券口座は以下の3つです。
- 楽天証券 :楽天ポイントを貯めて買い物 or 投資をすることができる
- SBI証券 :ネット証券口座開設数No.1とユーザーから人気がある
- LINE証券 :馴染み深く、野村證券が運営管理期間だから安心できる
上記3つであれば、隙間時間で資産運用をスタートできるので、ぜひトライしてみてください。
今の時代、何も行動しないことが1番のリスクなので行動あるのみです。
お金で人生困りたくないなら、今ここから変えていきましょう。
それでは以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。