【書評】仕事に関する9つの嘘【あなたの常識は本当に正しいですか?】

「仕事ができるビジネスマンになりたいです。成果を出して未来の自分を良くしたいし、効率的に仕事ができるようになりたいし、科学的に正しい仕事の知識を知りたいです。何か参考になる記事はないかな?」
こういった、疑問に答えます。
本日のテーマ
今日のポイント
- 【仕事に関する9つのウソ】
- ①「どの会社」で働くかが大事
- ②「最高の計画」があれば勝てる
- ③最高の企業は「目標」を連鎖させる
- ④最高の人材は「オールラウンダー」である
- ⑤人は「フィードバック」を求めている
- ⑥人は「他人」を正しく評価できる
- ⑦人にはポテンシャルがある
- ⑧ワークライフバランスが何よりも大事だ
- ⑨「リーダーシップ」というものがある
記事の信頼性
- 書籍:『NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘』
- 著者:マーカス・バッキンガム
- 実績:「最も影響力のある経営思想家」に選出された世界的研究者
- 著書:『さあ、才能に目覚めよう』
記事を読んだ後の姿
実際の仕事で効果的な行動ができ、人生が良くなるチャンスが掴めます。
ウソ①「どの会社」で働くかが大事

真実:「どのチーム」で働くかが大事です。
⑴金融業界
- グループ会社がある(銀行・証券・保険・消費者金融)
- 配属は全国の各支店になる(僕は金沢市にいました)
- 仕事はチームで働くスタイル(部長→次長→平社員)
⑵サッカー部
- 1軍、2軍、3軍…の組織構成
- 試合にはスタメン、ベンチ、応援組になる
- 試合に出る人はポジションごとに分類される
組織と言うのは、深堀すると
かなり細分化されていきます。
大事なのは、「チーム」
になります。
チームのメリット
- 物事が分かりやすくなる
- どこに集中するべきか分かる
- 何をするべきかが明確になる
また、面白い研究結果があります。
それ以外の社員よりエンゲージメントが12倍高い、ことです。
これは実体験もあります。サッカーの話です。
Aチームの指導者は選手から信頼されていませんでした。
一方でBチームの指導者は選手から厚い信頼を得ていました。
その結果、Aチームが先に引退した中で
Bチームは試合を勝ち抜いて全国大会優勝まで達成した経験です。
リーダーを信頼できる人が多いチームは結果が出やすいと感じました。
ここまで聞いた方で、もしかすると
って思うかもですが、そんなことないです。
もしあなたが、仕事や部活で信頼できない上司の下で
仕事することになったら頑張ろうと思えますか?
その上司を勝たせたい!と思いますか?
つまり、「どの会社」で働くかより「どのチーム」かが大事です。
ウソ②「最高の計画」があれば勝てる

真実:「最高の情報」があれば勝てる。
計画を見直し続けて、タイムリーな情報伝達の速度と鮮度を上げると効果的です。
⑴実体験:大阪高校サッカー選手権予選
理由:過去のデータを基に蹴るコースが読まれていた
自分が「右に蹴ろう」
と計画していても
相手に「右に蹴るから右を守ろう」
と言う情報
が漏れていれば、負けてしまう事実があります。
⑵具体例:ポケモンバトル
ここまで聞いた方は、もしかすると
と思うかもですが、効果的な方法があります。
それは、1on1で毎週「情報交換」
することです。
つまり、「最高の計画」があれば勝てるのではなく「最高の情報」があれば勝てます。
ウソ③最高の企業は「目標」を連鎖させる

真実:最高の企業は「目的・意味・使命」を連鎖させる。
3人のレンガ職人の話(※皆さんはどう感じますか?)
1人目のレンガ職人
あなた
1人目のレンガ職人
朝から晩までここでレンガを積まないといけない!
暑い日も寒い日も風の日も1日中レンガ積みさ!
腰は痛くなるし、手はこの通り」
2人目のレンガ職人
あなた
2人目のレンガ職人
あなた
2人目のレンガ職人
3人目のレンガ職人
あなた
3人目のレンガ職人
俺は歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」
あなた
3人目のレンガ職人
ザックリまとめると
- 1人目のレンガ職人→目的なし
- 2人目のレンガ職人→生活費を稼ぐのが目的
- 3人目のレンガ職人→世の中に貢献することが目的
もし、皆さんが社員を雇用する側になったとき
「世の中に貢献するぞ!」と一緒に頑張ってくれる社員を育てる
ことができる可能性があります。
ここまで聞いた方で、もしかすると
とあるかもです。必要ではあります。
「自分から自発的に立てた目標」
は効果があるみたいです。
ただ、「目標」だけを言い続けると
無理に目標を達成しようと「不正・隠蔽」などの
不祥事をしてでも目標達成する人が出てきます。
それでは、本末転倒
ですよね。
つまり、最高の企業は「目標」を連鎖させるのではなく、「目的・意味・使命」を連鎖させます。
ウソ④最高の人材は「オールラウンダー」である

真実:最高の人材は「尖った人材」である。
具体例:歌
メンバー:Taka 清水翔太 Nissy 絢香 阿部真央 Aimer KENTA 三浦大知
具体例:サッカー
メンバー:Cロナウド マルセロ モドリッチ ベンゼマ クロースなど
サッカーに詳しくない人はすみません。
ただ、メンバーそれぞれの『個性』
が最強です。
それでも、めちゃくちゃ強いチームになるんですよね。
ここで、もしかすると、
って思うかもです。今から述べる考え方を参考にして欲しいです。
今回の書籍で述べられていることは
「個としてオールラウンダーを求めるのは微妙だが
チーム全体で見たときはオールラウンダーな組織であるべき。」です。
つまり、最高の人材は「オールラウンダー」ではなく、「尖った人材」です。
ウソ⑤人は「フィードバック」を求めている

真実:人は「注目」を求めている。
(心臓病、鬱、自殺の強力な予測因子は「孤独」だと特定されている)
具体例:恋愛
女性の悩みを男性が聞くシーン
男性「あぁそうなんだ!大変だったね…」
で会話を「聴いて」
から「共感」
すれば事は済むケースが多いです。
ただ、そこから男性が女性に対して
って言ったら、女性はイラッとする傾向が強いです。
(自ら相談にきた女性が、解決策を示されると怒るのはナゼか?)
「一緒に話を聴いて共感してもらいたい」と思っているし
「私は間違っていない!ホッとした!」がゴールです。
こんな感じで、「フィードバック」
ではなく「注目」
することが大事です。
仕事の場合は
ネガティブなフィードバックを1回したら
ポジティブなフィードバックを3~5回することがオススメです。
つまり、人は「フィードバック」を求めているのではなく、「注目」を求めています。
ウソ⑥人は「他人」を正しく評価できる

真実:人は「自分の経験」なら正しく評価できる。
企業の「人事評価」や「365度評価」だけでは正しく評価できません。
その代わりに
「もし〇〇なら、自分はどうするか?」
は効果的です。
例えば、会社同僚のプレゼンを見たあなたが
って思うシーンなどです。
こんな感じで「自分ならどうするか?」を考えて実践することをオススメします。
つまり、人は「他人」を正しく評価できないが「自分の経験」なら正しく評価できます。
ウソ⑦人にはポテンシャルがある

真実:人にはモメンタム(人柄×実績)が存在する。
転職活動:ポテンシャル採用とは?
⑵実績:これから身に付けたい測定可能なスキルと経験は何か?
を見ている感じです。(銀行で採用経験あり)
未経験からエンジニアを目指す場合は
実績:営業職出身 プログラミング独学期間3ヶ月 制作物あり
などがあれば、「ポテンシャル有り」
となって採用される可能性もあります。
少なからず、僕はこのスキルがあったので就職できました。
面接官もバカではないので、見た目だけで
なんて適当な直感だけで採用は決断しないです。
つまり、人にはポテンシャルがあるはウソで、モメンタム(人柄×実績)なら存在します。
ウソ⑧ワークライフバランスが何よりも大事だ

真実:大好きなことと大嫌いなことのバランスが大事だ。
消耗していた過去の僕
- 1日10時間「銀行業務」 + 隙間時間で「資格勉強」
毎日が幸せな今の僕
- 1日10時間「プログラミング」 + 隙間時間で「情報発信&運動」
稼働時間は昔も今も同じなのに
今の方が楽しいのは「好きなこと」
ができているからです。
また2020年12月17日(木)にこんな発信をしていました。
音声配信:『好きな選択肢AとBで迷える人生は楽しい』
『どんな行動で毎日を満たすか?を自分で選べる人生』
であることが、何よりも重要なんじゃないかと思っています。
つまり、「ワークライフバランスが何よりも大事」ではなく、「大好きなことと大嫌いなことのバランスが大事」です。
ウソ⑨「リーダーシップ」というものがある

真実:私たちは「尖り」にフォロワーシップを発揮する。
実体験:サッカーのIリーグ全国大会優勝
- チームキャプテン:僕
- 僕の特徴:ゴールを取る…以上
- チーム結果:全国大会優勝
書籍と僕の実体験を照らし合わせても
僕の「得点能力」という「尖り」をフォロー
してあげようとして、付いてきてくれたのだと感じました。
つまり、「リーダーシップ」というものがあるのではなく、私たちは「尖り」に付いていく傾向があります。
まとめ

本日のポイント
- ①「どの会社」で働くかが大事
- ②「最高の計画」があれば勝てる
- ③最高の企業は「目標」を連鎖させる
- ④最高の人材は「オールラウンダー」である
- ⑤人は「フィードバック」を求めている
- ⑥人は「他人」を正しく評価できる
- ⑦人にはポテンシャルがある
- ⑧ワークライフバランスが何よりも大事だ
- ⑨「リーダーシップ」というものがある
繰り返しになりますが、
仕事には9つの常識と思われがちなウソが存在します。
その常識を疑い、真実を見抜いて行動することこそが
他人との差別化に繋がり、あなたの成果に繋がります。
本日は以上になります。
いますぐ、この本を手に取り人生を変えましょう!
>>書籍:仕事に関する9つの嘘